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日帰り吉野ツーリング。
池原ダム〜実家
 国道(酷道)425号線に入って走る事十数分、前から大きなダンプカーが道を下ってきたので道路の横によってやり過ごす事に。ところがなんとダンプカーがUーsukebeたちのすぐ横で止まり、車の中から運ちゃんが「おまえらこのまま行くんかぁ?」と突然聞いてきたので「はい、そうっす」と答えた。すると「さっきから道路の路面に赤い数字書いてあったの気付いてたか?」と聞いてきたので「気づいてなかったっす」と。なんでもこの先にも土砂崩れがあったので、その土砂取り除きと崖の整備をしているらしい。幸いにも単車が通れるくらいの隙間は有るらしいのでそのまま進む事に。すると確かに路面に数十メートル間隔で赤い数字が「8」、「7」、・・・「3」、「2」、「1」、そしてついにカーブを曲がった所で工事の黄色いヘルメットをかぶったオッチャン登場。そのオッチャンが「お前ら上がってきて良いって言われたんか?」と言うので、「さっき下ってきたダンプの運ちゃんに良いって言われましたよ。」と返事をした。木、木、木・・・するとなにやら現場監督らしき人に話をして、何とか通れることに。工事現場の上側では通行止めになってる柵の所に車が2、3台ほど止まって、その中の一人が「お前ら通れたんか」と言ってきたので「単車やからやと思いますよ」と返事をし、休憩をはさみ進む事約5分。ついに峠の最高部を意味する(!?)トンネルが。しかもこのトンネル思ってたよりも長く、久しぶりの直線についついアクセルを握る右手に力が入ってしまうUーsukebe!時速100キロメートル近く出してそこで自重。トンネルを抜けるとそこは雪国、ではなくさっきまで見てきた風景と同じような風景がえんえんと続いていました。

 いまさら引き返す事も出来ず、とりあえずブラインドカーブを今度は下っていく事に。直線で3速→4速、カーブに差し掛かる所でブレーキ+4速→3速→2速、カーブ中は単車をバンクさせつつアクセルは一定、カーブの出口でアクセルを開けつつ加速2速→3速、直線で3速→4速・・・の繰り返し、更に繰り返し、ひたすら繰り返し。さすがにカーブでハンドルを支えるのがかなり辛くなって来て、ちょっと休憩。その休憩でふと呟いたのは「さすがに『酷道』と書かれてるだけのことはある」。本当にこれでもかと言うくらいにブラインドカーブが何百回・何千回も続き、ついに谷あいに民家を発見した時には「やっとここまで来たな」と感慨も一入(ひとしお)でした。

 さて酷道をついに抜け国道168号線に出て、今回は大阪方面に向けて北上する事に。左手に十津川を見つつ、谷瀬のつり橋さっきまでのワインディングが嘘のようなゆったりした高速コーナーが(ところどころ急カーブも有りますが)続いて走り易い事この上なし。風屋ダムの脇を通り抜けると「谷瀬のつり橋」のサインが。やっとここまで来たと思いつつ、駐車場へ。ついに谷瀬のつり橋へ到着。時刻は午後5時半。すでに夕闇も迫っている中で、自販機で缶コーヒーを買い手を温めながらつり橋を渡ってきました。(click on the picture)さすがに今からどれだけ急いで帰っても9時を過ぎるし、単車でのツーリングで帰りが遅くなるのはまずいので家に電話をするとこに。ところがだれもでない・・・まぁいいやと思い、6時過ぎに今回のツーリングのメインイベントになってしまった(!?)「谷瀬のつり橋」を出発しました。帰り道は国道168号線をひたすら北上、途中県道30号線にそれ、再び国道168号線を北上、抜け道を使いつつ岩船街道から交野市を目指す事になりました(地図6 390KB)。

 帰り道はUーSukebeが先導をしハイペースで。途中雨がぱらついてきたので天気の事が不安になりつつ、ひたすら山と川にはさまれた道を走る事約1時間。五条市の町の灯を見たときは、さすがにほっとしました。ぱらついていた雨も止み、五条市でコンビニにより家に電話して帰りが遅くなる事をつげ一休み。さすがに疲れてきていたのか、20分ほど休憩し再度北上を開始。何箇所か裏道を使い大した渋滞に巻き込まれることも無く、午後9時30分頃地元の妙見口交差点でワタル君と次のツーリングの約束をして別れ、それぞれ残りわずかの家路に着いたのでした。
おまけとデータ