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すり抜け・盗難防止
  単車でのすり抜けについて、合法か違法か、またそれに対する考察です。自分で調べた結果なのでかなり個人的見解を含みます。よってある程度の参考程度にとどめておいてください。
  盗難防止については、思いついた事を取り留めなく書きました。こちらは参考にしていただけると幸いです。
「すり抜け」について。違法?or合法?
きっかけ。

  前々から気になっていた「すり抜け」は違法か合法かについてなんですが、スピード違反で捕まり自分の中での安全運転の意識も高くなったので、ちょうどいい機会だと思いネットで調べてみることにしました。
「すり抜け」の定義。

  まず「すり抜け」とは何かですが、道路交通法には明確にこれを定義する文章がありません。よってネットで調べた結果及び萩原佑亮の経験から勝手にこういうものだと決めさせてもらいます。

定義:「単車が自動車の横や間にある狭いスペースを走行することにより、その自動車の前方へ出ること

↓で、色々調べてみました。その結果↓

結果1。違法か合法か。

  上の定義を踏まえたうえで、「すり抜け」が法律に対してどうなのかと言うことなのですが、これは違法ではありません。理由としては、上記のように道路交通法において定義されていないので違法にはならない為です。そういう意味で言えば合法でもないが・・・
結果2。捕まるのか捕まらないのか。

  では警察に捕まるのかどうかなのですが、違法ではないので「すり抜け」では捕まりません。しかしながら「すり抜け」をすることにより他の道路交通法に抵触するのでそういう場合はもちろん捕まります

どういう場合に捕まるのか。

  ではどういう場合に捕まるかなのですが、多いのが路側帯を走行した場合・安全地帯を走行した場合です。これは完全に違法(道路交通法第17条第1項)なので捕まります。ちなみに路側帯とは、歩道の無い道路で歩行者の通行のためや車道の効用を保つために、白線によって区切られた帯状の部分のことです。また安全地帯とは、玉置浩二や武沢豊らの事ではなく、路面電車に乗り降りするためや、道路を横断している歩行者の安全を守るために設けられた、縞々状の道路標示です。
  次に走行中の車の脇や間を走る場合ですが、これも捕まります。まず一番左の車の脇を走る場合ですが、追い抜きは常に右側から(第28条第1項)と決まっているのでアウトです。次に車と車の間ですが、これは追い抜き・追い越しの観点から見るとグレーゾーンになるので、そういった理由では捕まらないと思います。なぜなら同一車線上に車とバイクが並んで走ると言う状況を想定した法律が無いためです。標識に並進可というものがありますが、これは見てもらえばわかると思いますがバイク同士の並進を想定したものです。しかしながらこれは「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」という安全運転の義務(第70条)に違反する可能性が大きいので、いくら並進についてはグレーであってもまずアウトでしょう。さらに交差点内や横断歩道の手前30Mからは追い抜き追い越し共に禁止のため、ルパ〜ン、逮捕だぁ〜この場合も捕まります。

どういう場合に捕まらないのか。

  さて捕まる場合は書き飽きたので、捕まらない場合を考えて見ます。まず絶対に捕まらないのは、二輪用の通行帯(破線)が左端にある場合。これは捕まるわけがありません。さらに片側2車線以上の道路において、走行車線に路駐している車の右側と追い越し車線との間を走るのも問題ありません(ただしこの場合は駐停車している車のドライバーなどが、バイクに気づかずに突然ドアを開く事もあるので要注意。さらにひどいケースでは駐停車している車が方向指示器をつけずに突然発車する可能性もあるので注意←実際にこれで事故ってるところを見ました。)。
  次につかまるかどうか微妙な場合ですが、上記の並進については安全運転の義務に違反する可能性が高いのですが、信号待ちでとまっている車の脇や間を走る場合、これは追い抜き・追い越しにはならないので安全運転の義務に引っかからないくらいのスペースがあれば、捕まらないでしょう。(←そんなスペース、個人によって違うという事で微妙なんです。)さらに場所によっては二輪用の停止線が別に設けてある場合があります。こういう場合における信号待ちの車に対するすり抜けも逮捕の対象外になると思われます。また、車道外側線(路側帯そっくりだが別物)と歩道の間は車道と見なされるので、この場合も大丈夫だと思われます。

最後に。

  ここまで色々書いてきましたが、一言で言うと「走っている車に対してすり抜けはしないほうが無難だ」と言うことです。さらにこれは余談ですが、すり抜けに対しては警察の方々も無理に追いかけて事故をされると困ると言う理由からか、追いかけてこない場合がほとんどです。しかしながら事故った場合、すり抜けをしている側の責任になるのがほとんどなので気をつけましょう。

  やはりバイクの魅力のひとつにすり抜けがあげられると思います。と言うわけでみなさん、推奨するわけではありませんがすり抜けをする際には安全に。


引用その他。

  当サイトは上記の内容により起きた事故・違反等には一切責任を持ちませんのであしからず。ご意見ご感想は掲示板まで。
  また内容を構成するに当たって次のサイトから引用・参考にさせていただきました。ありがとうございました。
  関西FUSION倶楽部様。
  お互い気持ち良く走るための豆知識様。
  東広島自動車学校HP。
  その他(掲示板等)。
盗難防止。
やっぱり没くさいなー。  (とりあえず思いつく事柄を羅列しておきます。)
  まず自宅で駐車する際には車庫に入れるのはもちろん、カバーをかけておきましょう。一見してどの車種かわかりにくければターゲットから外れることもあるはずです。
  最近は油圧カッターで切られてしまう事もあるようですが、それでもU字ロックをしておきましょう。無いよりはあるほうが盗んでいく気が失せるはずです。
  上記の二点がメインだと思います。また出かけたときやツーリングの際には簡易的な対処法として、ディスクロックをつける、ハンドルロックをする、ギアを1速に入れたままにしておく、キルスイッチをオフにしておくなどがあると思います。
  特に街乗りの際には、ギアを1速に入れておく、キルスイッチをオフにしておくのは効果があるともいます。これはバイクの構造を知っている人でないと動かし方がわからないので、思いつきの素人窃盗さんを防げるからです。
  金銭的に余裕がある人は、アラームをつけるのもいいと思います。無理に動かそうとすると警告音を発し、持ち主に知らせるのと共に盗人へのけん制になります。それでもお金が余った人は発信機でも取り付け、パソコンや携帯でGPSとかを使って探すシステムを作りましょう。

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