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2005年夏北海道ツーリング > 野付半島・知床
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2005年夏北海道ツーリング : ライダーの聖地・道東
8月7日
五日目

今日は走る距離が少し長めなので起床時間は早め。
テントの外へ出てみると、快晴でなんとも気持ち良い。展望台に登って写真を撮ってみた。

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そして昨日に引き続き連泊するのでバイクに積む荷物は少なく、起きて朝ごはんを食べてから出発するまでの時間が短い。
周りのライダーさんたちがテントの撤収などに取り掛かっている姿を横目に颯爽と出発。

まずは今日最初の目的地「開陽台」へ。

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ここ開陽台は多和平と並び称される地平線が見えるキャンプ場。
確かに地平線がきれいに見える。そんでもって気持ち良い。
予定では多和平に泊まった次の日にこの開陽台にキャンプをする予定やったけど、まぁ来年くる事にするか。
テントを撤収するのが面倒くさいねんなぁ^^;

開陽台360度の動画 (12MB)。(前回に引き続き Quick Time が必要です)
ちなみに多和平から開陽台までは、道道885号線から道道150号線を抜け大体30分くらい。

そして開陽台のすぐそばにある、あの有名な「北19号線」

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地平線まで真っ直ぐにのびた道がアップダウンを繰り返し、まさに北海道といわんばかりの景色を見せてくれている。

この道もライダーには有名で、三国峠の橋と同じように雑誌の表紙を飾ることが多い。
写真が小さくて雰囲気が伝わりにくいので、こちらも原寸大も用意しました→ こちら (815kb)

この後この北19号を走り抜けて、川北にあるホクレン「標茶」へ。
理由はここのホクレンではオリジナルフラッグをくれるらしいと言う事。それだけ。でもそれだけで理由としては十分成立してしまうのが北海道ツーリング^^
しかぁし、残念ながら日曜日はお休み。しまっていたので明日or明後日に持ち越し。

ということなので川北のホクレンから国道272号線へ抜け、そのまま野付半島へ。
この野付半島、砂嘴としては日本最大級。
途中にある第2しべつ展望PA↓からは、右に国後島・左に知床半島を見ることが出来る。

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小さいけど水平線の両端に国後島と知床峠が写っているのがわかると思う。
むむむ・・・小さすぎ?

その後ナラワラを抜け、今日の目的地の一つトドワラへ。

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何百年か前はこの辺りいったいはトドマツ林だったに違いない。

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海水の影響によってトドマツが立ち枯れしていて、なんとも言えない自然の厳しさを表しているような景色になっている。

海水の影響といってるが、今回に関しては温暖化による海水面の上昇とはあまり関係ないらしい。
海流の関係でこの野付半島と言う砂嘴が出来てきたわけやけど、今もその全長は砂が少しずつ堆積してのびているらしい。
それでその砂嘴の内側では堆積した砂がえぐられる様な海水の動きによって、トドマツ林が削られて今のトドワラのような形になってきたらしい。
面白い。

自然の変化と時間の流れを感じた後は、昼飯!!!

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標津町にあるサーモンパークによって見るとなんとお祭り中。
残念ながら祭りに惹かれたのではなくて、いくら丼が食べたかっただけだったので祭りはパス。
水深50センチくらいのプールにネットを張ってバレーボールとかしてて、実は結構楽しそうやった^^;

いくら丼を食べた後はバイクにも昼食を給油して、国道335号線・国後街道を知床へ向けて一路北へ。
薫別を通り羅臼峠を抜け、道の駅知床・らうすに到着。

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この道の駅の中で北の国からのロケ地の紹介をしていた。
相泊温泉の紹介もされていたが、今回は温泉メインではないのでそこまで行かなかった。
変わりに(?)マッカウス洞窟のヒカリゴケを見に行った。

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右側の写真にある黄緑色に光っているのがヒカリゴケ。
ヒカリゴケ (Schistostega pennata) は実は自ら発光しているのではなく、洞窟内に差し込む光がレンズ状の細胞の奥にある葉緑体に反射し、それによって淡い黄緑色の光を出しているので、立つ位置によって光が見えたり見えなかったりする。
だからこそ見えたときのあの光は本当にきれいで、ちょっとした感動を覚える。

マッカウスでヒカリゴケを見た後は羅臼へ戻り、知床峠方面へ。
峠に登り始めるとこので有名な熊の湯に立ち寄ってチェケラ。
でもチェケラしただけで入らずに峠へ。
登って曲がって、曲がって登ってやっと知床峠PAへ。

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目の前に羅臼岳が迫る。
かなりの迫力。
この山の向こう側は世界遺産。すげえ。

ちなみに知床峠の南側はRのきついカーブが続き、北側は高速コーナーが続くので、個人的には南から北に抜けるルートをお勧めする。
荷物を積んでいるならなおさら。

そういえば、今朝は結構暖かかったのに、野付半島に行くために海沿いに出た瞬間から、半袖・長袖を着てその上にレインコートを着ている。しかしそれでも寒い。
道東をなめるんじゃなかった。
道東にツーリングに行く人は真夏でもフリースを持っていきましょう。

知床峠から北の宇登路へ抜けると知床自然センターがあり、ここからバスで知床五湖やカムイワッカ湯の滝へ行くことが出来る。
カムイワッカ湯の滝へは行ってみたかったけど、これも次回に持ち越し。
来年は温泉めぐりやな。

さてさて知床から斜里へ抜ける途中でエゾシカ、斜里から清里町を通り表摩周に行き、そこでキタキツネ。北国の野生動物も見れた。(キタキツネに餌をあげている人がいた。この写真はそのときのもの。でもそんなことしたらアカンよな)

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摩周湖。

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第3展望台からの写真。
昨日裏摩周に行ったときもそうやったけど、今日も曇り。
霧でもなく、快晴でもない微妙な天気^^;
でも雨じゃないからそれだけでよしとしよう。

帰りは弟子屈のホクレンで給油して、セイコマで買出し。
そして多和平キャンプ場につくと、

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おれのテントの周りがきれいに芝刈りされている。
そら仕方ないわな。でも笑える^^

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ちなみに夕飯用の白ご飯、めっちゃ上手く炊けた。
玉子焼きとノリタマと一緒に食べた。

明日は道東のさらに東の端、納沙布岬へ。
毎日が楽しみでたまらんっ!!!
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